鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

これはナカナカ「当たり」の2作品。

土曜日は仕事で鎌倉に往復。
片道2時間強をどう過ごすかを考え、以前ゴルフに行ったときのように、往復一本ずつ、iPhoneで映画を観ることにしました。
(「お通夜」に参列だったので、嵩張る本を持って行くのはチョット・・・ってのもあったもので)



電車で観るんだから、当然、ジャンルは娯楽映画。
選んだのはこの2本です。

「デュー・デート」




「アンストッパブル」



「デュー・デート」は、拾いものの上質コメディだった「ハングオーバー」のトッド・フィリップス監督の作品。
「ハングオーバー」でも活躍した変人ザック・ガリフィアナキスが、復活したロバート・ダウニーJrとコンビを組みます。
相変わらず調子っぱずれのザックに、ロバート・ダウニーJrは、「アイアンマン」や「シャーロック・ホームズ」で定番となったような癖のある狷介な人物を演じ、実に楽しい道中を繰り広げてくれます。
正直、スタートしたときは、
「このネタで最後まで引っ張れるんかいな」
と思ったんだけど、心配ご無用。
タップリ最後まで笑わせてくれます。



この監督。
アメリカらしいコメディを撮ってるようで、結構しっかりした内容なんですよね。
アメリカのコメディって、
「そりゃないだろう」
って展開で強引に笑わせるような作品が多いですが(それはそれで嫌いじゃないんですけど)、そういうのとは一線を画したトコがこの監督にはあります。
今後、ちょっと注目。



「アンストッパブル」はトニー・スコット監督の「暴走列車」もの。
この内容を、タイトに1時間半に収めるあたりが大した腕。
冒頭からラストまで、一気に観せてくれます。
iPhoneでも十分に興奮させられましたが、まあこれは映画館で観るべきでしたでしょうねw。
迫力あったと思いますよ。



今、こういう映画を見ると、福島原発のことを思い出してしまうのは仕方ないでしょう。
一時期、欧米で取り上げられてた「フクシマ50」に「顔」がないのに比べ、アメリカではしっかりと取り組む人々をマスコミが取り上げ、紹介するあたりに文化の違いを感じます。(失敗した人も紹介されちゃうんですがw)
ま、数時間で止められた暴走列車と違って、原発の方は長い長い戦いになっている、っていうのはあるでしょうがね。



長い車中でしたが、2本の映画のお陰で時間を忘れて過ごすことが出来ました。
映画の携帯。
たまには悪くないですね。
(基本は劇場で観るべきでしょうが)