鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

言葉の持つ「力」

昨日から豊島園のユナイテッド・シネマが営業再開したので、観に行きました。

「英国王のスピーチ」


ガソリン不足で遠出もできないからでしょうか?
結構、混んでましたね。
アカデミー賞受賞で人気の本作も入りは良く、席は前の方しか取れませんでした。


まあ作品は「アカデミー賞受賞」に相応しい、ウェルメイドな内容。
俳優陣の演技も手堅く、ストーリーとしては地味なこの内容を最後まで退屈させず引っ張って行く脚本・演出は大したものでしょう。
「大泣き」って感じじゃないですが、何度か揺り動かされるシーンもあります。


でもこのタイミングですからね。
ヤッパリ、頻繁にテレビから流れる政治家を中心とした人々の「会見」の様子を思い出さずにはおれません。
そしてその中で一番に想起されるのは天皇陛下の会見。
ここに王家の「言葉」に対するスタンスを見る思いがしました。

困難のとき、どのような言葉が求められるのか?

そのためには「努力」(それは「演技」にも通じる部分もあるんですが)も必要なんですよね。
その根本に「真意」があるのは大前提として。


一見の価値がある作品なのは間違いありません。


ところで映画鑑賞中も少し揺れたのですが、館内は全く動揺ありませんでした。
映画が「佳境」だったってのもあるでしょうがw、やっぱり「慣れ」ですよね。
でもその「慣れ」が怖いかも、と反省もしました。

携帯をサイレントモードにしておくくらいは許されるのかな?(まだ観に行く気かい!w)