鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

書評「40代を後悔しない50のリスト」

・40代を後悔しない50のリスト 1万人の失敗談からわかった人生の法則
著者:大塚寿
出版:ダイヤモンド社


今、45歳、もうすぐ46だからね。
40代折り返し地点を過ぎて読むには遅すぎる?w
まあ、そうかもしれないけど、存外響いてくるもののある本だったなぁ。
読んだからって「成功者」になれるとも思わないけどねw。


正直言うと、ここで挙げられてることって言うのは、大半は「何となく分かっている」こと。
伊達には40年生きてませんから。
でもそれをこんな風に言語化はしてこなかった。
言葉で記されることによって、
「ああ、そうだよな」
と思い、そのことを何らかの「指標」として自分自身で意識するようになること。
多分、重要なのはココだと思う。
そういう「気付き」の役割を本書は果たしてくれる。
ま、「自己啓発本」なんてのは、多かれ少なかれそんなもんですがw。


そうした中で本書が特徴的なのは、「40代」という年代を「20代・30代の延長では失敗してしまう年代」と位置づけ、意識しての変革の必要性(それは「やり直し」のチャンスでもある訳だけど)説いてるところかな?
これって結構納得感あるんだよ。
少なくともそういうことを意識して視野を広げておくこと、これは間違いなく必要だと思う。
組織の中にいるなら、なおさらにね。(個人的には、なかなか上手くやれないな、ってのもあるんだけどね。これが)


勿論、個人差があるのも確か。
僕自身で言えば、子供がまだ小さいので、家族や地域との関係なんかは、若干修正して(少し未来のこととして)読まなきゃいけないかな・・・とかね。
でも基本的なところがかわる訳じゃない。
「これは違うだろう」
ってなリストはないと思うよ。


ちょっとした折に本書の目次なんかをリストとして振り返る。
そんな風にすると、それなりに意義があったりするんじゃないかなぁ
なんて、今思ってます。