鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

音楽が僕たちを連れて行ってくれるところ。

「キラ☆キラ」で神足氏や小島氏が観た感動を語ってるのを聞いて、観る気になった作品。
かなり二人がネタばれしちゃってたんですけどねぇ。
にもかかわらず、思った以上に感動してしまいました。
コメディなんですけどね、基本的には。

「オーケストラ!」


2時間のうち、1時間半くらいは殆どドタバタに近い喜劇。
これはこれで面白い。
例によって通勤電車の中で観たんだけど、クスクス笑いを抑えるのに苦労したくらいです。


そのコメディを超えた先にある、ラスト20分。
そのうちの15分くらいの「コンサート」。
チャイコフスキーの「ヴァイオリオン協奏曲」が観るものを一気に「感動」の淵に押し流してくれます。
台詞が殆どなく、映像と音楽の15分。
しかしその素晴らしさは何とも言えないものがあります。

「キラ☆キラ」でもここを何度も見直したって二人とも言ってたけど、ええ、僕も見直しましたともw。
今、5回目を繰り返しながら、この文章を書いているところです。


まあよく考えたら、設定には無理もありますよね。
そこのところを覆い隠すためにコメディ仕立てになってるってところはあるのかもしれません。
でもラスト20分になったら、そんなこと、どーでも良くなりましたw。
僕はクラシックに対しては知識も造詣も全くなんですが、それでもこのラスト、チャイコフスキーが僕を連れて行ってくれたトコロには・・・。

一見の価値はあると思いますよ。
間違いなく。