鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

ジョージ・クルーニーのいい男っぷりは板についてる。

今のハリウッドの「伊達男」と言えば、「ジョージ・クルーニー」。
「名優」とは思わないけど、嫌いじゃないですね。
最近観たこの映画も、何てことはないんだけど、結構楽しめましたし、作品の魅力の多くが彼の存在に負ってたのは確かだと思います。

「マイレージ、マイライフ」


前半は主人公のキャラのままに何やら軽めのノリ。
勿論、「リストラ」を申し渡す仕事を生業にする主人公ですからそれなりの「深刻さ」には直面してるんですが、全体的に軽やかな感じがします。
でもその「軽さ」がジョージ・クルーニーにはマッチしてるんですよね。
作中の「色男ぶり」も本人さながら(いや、ホントのことは知りませんがw)。


こういう役柄って、一昔前ならケーリー・グラント。今ならヒュー・グラントって感じですかね。
彼らが演じても本作は違和感ないでしょう。

ただまあ彼らに比べると、ちょっとジョージ・クルーニーには生真面目なところがあるようにも思います。
本作の後半の展開にはそこら辺が反映して・・・とまで言うと言い過ぎでしょうか?
ただまあ、本作のラストはチョットした「苦み」に彩られています。


この「苦み」、別に意外ではありません。
作品を見ながら、
「こういう展開もあり得るよなぁ」
という想像の範囲内でした。
そういう意味では比較的堅くまとまった作品ではあるんでしょう。


でもさあ。
個人的にはラストはハッピーエンドでも良かったと思うんだけどねぇ。
それじゃあ単なるプログラムピクチャーになっちゃう?
それでいいじゃんw。
それを了解させる「キャラ」がジョージ・クルーニーにはあるんじゃない?
そういう「良質のおとぎ話」を成立させる資質が彼の特質でもあると思うんですが。


何てこと言ってますが、それはそれなりに楽しめる作品ではありました。
レンタルで十分ですがw。