鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録「ほったらかし投資術」

・「ほったらかし投資術 インデックス運用実践ガイド」
著者:山崎元、水瀬ケンイチ
出版:朝日新書

現在、僕自身は運用らしい運用はしていない。
まあ「懲りた」ってのはあるんだけどw、一方で「運用先の状況が気になり、そのフォロー等を行うのが面倒になってきた」というのも原因の一つにはある。
ただまあ上の子供も小学校に入るし、先々のことを考えると、キチンとした資産形成を考え直さなきゃなぁ・・・と言う気持ちも最近出てきて、その流れでピックアップしたのがこの作品。
「運用を再開するなら、まずはインデックス投信からかな」
ってのは元々あったからね。
(加えて、作者の一人である山崎元氏については、ダイヤモンドの連載等での好印象があった。非常にクレバーな考え方をするんだよ。投資に限らず)


内容としては「理論部分を山崎氏、実践部分を水瀬氏」という担当で記述されていて、ファンドマネジャーへのインタビュー等も含め、「新書」という手軽な形態ながら、インデックス運用に関して幅広くカバーした内容になっている。
正直「理論部分」を中心についていけないところもあったんだけどw(アセットアロケーションの計算のトコとか、「はあ・・・」って感じ)、全体としては難しすぎず・簡単すぎずって水準になってるんじゃないかなぁ。
少なくとも「インデックス運用をやってみようかな」という気分にさせてくれるし、「やろう」と思えば具体的なACTIONを起こすことができる内容になっている。
「課題」みたいなところもキチンと指摘されていて、バランスの取れた作品だと思うよ。


まあ僕が運用を再開するかについては、現状は「保留」ってとこなんだけどねw。
それは本書がドーノコーノと言うよりも、僕自身の環境の問題。
ただ再開するならやっぱり「インデックス投信」って気持ちは強くなった。


ゲームとしては個別株で切った張ったするのも、悪くはないんだけどね。