鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録

コロナにとらわれず、本質的なところを語り合う(もうちょっとコロナについて語ってほしかった気もしますがw):読書録「何とかならない時代の幸福論」

・何とかならない時代の幸福論 著者:ブレイディみかこ、鴻上尚史 出版:朝日新聞出版 3月にEテレで放映された対談に、秋に新たに行った対談を加えた作品。 もともとは鴻上さんの人生相談に興味を覚えていたブレイディさんからのご指名で対談が決まったよう…

「陰謀論」からはかなり遠い作品:読書録「陰謀の日本近現代史」

・陰謀の日本近現代史 戦争と大事件の「闇」を照らす 著者:保阪正康 出版:朝日新書 「へえ、保阪さんが<陰謀論>の本を書くなんてな〜」 と珍しく思って手に取ったんですが… 全然違ってましたw。 なんか、ここら辺のことを取り上げると、 「日米開戦はル…

仰々しい題名ですが、言ってることは割と常識的と思うんですがね:読書録「叩かれるから今まで黙っておいた『世の中の真実』」

・叩かれるから今まで黙っておいた「世の中の真実」 著者:ひろゆき(西村博之) 出版:三笠書房 個人的な印象では西村博之さん(ひろゆき)については、 「頭がいいのは分かるんだけど、神経を逆撫でするような言いっぷりが、ちょっと…」 って感じがありま…

いや、バズりたいわけじゃないんですが(むしろ避けたい):読書録「バズる書き方」

・バズる書き方 書く力が、人もお金も引き寄せる 著者:成毛眞 出版:SB新書(Kindle版) 僕のブログやnoteの閲覧はだいたい20名くらい。 ほぼほぼリアル知人+αって感じです。 僕としてはこれくらいがちょうど良くて、ときどき200名くらいに跳ね上がった時…

コロナ禍の中、家庭料理を見なおす:読書録「料理と利他」

・料理と利他 著者:土井善晴、中島岳志 出版:ミシマ社 料理研究家の土井善晴さんと、政治学者の中島岳志さんが、コロナ禍の6月と8月にオンライン対談したイベントを書籍化したもの。 妻が「面白そう」と買ったのを、僕も読ませてもらいました。 「土井善晴…

論理的に考えればこうなる…けど、それが「正解」とも、「その通りになる」とも限らない:読書録「自分の頭で考える日本の論点」

・自分の頭で考える日本の論点 著者:出口治明 出版:幻冬舎新書(Kindle版) 年頭の読書用に購入した一冊。 成毛さん同様、出口さんも「本、出し過ぎ」ですがw、コレは年始に頭を整理するのに良さそうだったので。 内容は2018年の連続講座をベースに、コロ…

「当たるも八卦、当たらぬも八卦」…よりは的中率は高いと思います:読書録「2040年の未来予測」

・2040年の未来予測 著者:成毛眞 出版:日経BP社(Kindle版) 僕は割と「成毛ファン」なんですが、ここのところあまりにも出版数が多いのでw、ちょっと遠ざかっておりました。 でもどうやら「出版」をひと段落させるおつもりのようですね。 「じゃあ、お付…

再読なんですが、今回の方がずっと面白かったです。(時間もかかりましたがw):読書録「小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア」

・小説イタリア・ルネサンス1 ヴェネツィア 著者:塩野七生 出版:新潮文庫 正月休みに一気読みしようと思って4巻をまとめ買いしたんですが、結局読めたのは1巻だけw。 まあ犬と遊んだり、ちょこちょこ用事したり、犬と遊んだり…と色々ありまして。 じゃあ「…

コレ、漫画化できる?:読書録「スパイ教室01」

・スパイ教室01 《花園》のリリィ 著者:竹町 出版:ファンタジア文庫 売上、評判とも上々の新人の作品と言うことで、読んでみました。 …いやぁ、僕個人としては、ちょっと合わないかなw。 「ジョーカー・ゲーム」とかを意識してるとこもあるようですが、ち…

結構「ガチ」な作品なんで、流し読みには向いてませんでしたw:読書録「アフター・リベラル」

・アフター・リベラル 怒りと憎悪の政治 著者:吉田徹 出版:講談社現代新書(Kindle版) 最近、結構出ている「リベラル反省の書」の一冊かと思って、通勤中に流し読みできるようにKindleで購入したんですが…。 すみません。 硬派でガチな作品でしたw。 まあ…

出版された時に読むべきでした。今の僕はここまで「恋愛成分」高くないのでw。:読書録「世界音痴」

・世界音痴 著者:穂村弘 出版:小学館文庫(Kindle版) bar bossa の林伸次さんが「好きな本」でピックアップされてたのを見て、読んでみました。 林さんの本の趣味、近いものがあるんでw。 僕にとっては穂村さんの単独作は初。 以前、角田光代さんとの共著…

コロナ下での殺人。結構リアル。:読書録「ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人」

・ブラック・ショーマンと名もなき町の殺人著者:東野圭吾 出版:光文社 設定は「2021年3月」…かな? 新型コロナの治療薬・ワクチンは出てきたけど、まだ感染はおさまっておらず、感染者数の増減によって行動制限を強化したり、緩めたり…という状況下、関東…

「今、起きていること」の構造的背景が見えてくるような一冊:読書録「新型コロナからいのちを守れ!」

・理論疫学者・西浦博の挑戦 新型コロナからいのちを守れ! 著者:西浦博 聞き手:川端裕人 出版:中央公論新社 第3波の襲来 GoToキャンペーンとのミスマッチ 大阪での医療資源(重症病床数等)の枯渇 専門家チームからの積極的・矢継ぎ早なアクション …現在…

「プラットフォーム」としての<ゲンロン>ができるまで…って感じかな?:読書録「ゲンロン戦記」

・ゲンロン戦記 「知の観客」をつくる 著者:東浩紀 出版:中公新書ラクレ(Kindle版) 批評家の東浩紀さんが2010年に創業した「ゲンロン」の10年の歩みについて、経営を中心としたドタバタ悪戦苦闘を中心に語った作品。 資金繰りや人間関係のゴタゴタ、権限…

軽やかに駆けて行ったと思いたい。:マンガ評「夢の端々」

・夢の端々<上・下> 著者:須藤佑美 出版:祥伝社(Kindle版) 学生時代に心中事件を起こした女性二人の一生。 まとめてみれば、そういう話。 でも、その「ストーリーまとめ」では掬い取れないものが作品の中には込められています。 思うように生きたよう…

このタイミングで「創価学会」に焦点を当てる佐藤氏・田原氏の意図はなんなのかなぁ、と:読書録「池田大作研究」

・池田大作研究 世界宗教への道を追う 著者:佐藤優 出版:朝日新聞出版 AERAに連載されてたのをまとめた作品。 「批判」ではなく、創価学会の内在的論理を「理解する」というスタンスで書かれています。 <本書に「闘う言論」と言う姿勢で筆者は臨んでいる…

50過ぎのオッサンが読むべきか?:鬼滅の刃

読みたきゃ読めばいいし、読まなくても別にいい。 改めて言うようなコトでもないけど、そんなもんです。 僕は好きです。 ビックリするくらい真っ直ぐで素直な主人公。 その「優しさ」が作品を最後まで引っ張ります。 「勧善懲悪」の王道少年漫画設定なんです…

異世界ファンタジー…だけど、ミステリー寄り:読書録「烏に単は似合わない」

・烏に単は似合わない 著者:阿部智里 出版:文春文庫 史上最年少の「松本清張受賞作」ですからね。 ラストに「種明かし」があって、そこで語られてきた物語観がひっくり返されます。 「なるほど、これがやりたかった訳ね」 と感心させられますが、 「ポン」…

そうは言っても、この邦題は…w:読書録「『グレート・ギャツビー』を追え」

・「グレート・ギャツビー」を追え 著者:ジョン・グリシャム 訳:村上春樹 出版:中央公論新社 「フィッツジェラルド絡みとはいえ、グリシャムを村上春樹が訳さなくても」 とは思ったんですが、最近のグリシャムだと日本じゃあんまり話題にならないかな? …

トレーニングは大事やな:読書録「犬がいるから」

・犬(きみ)がいるから 著者:村井理子 出版:亜紀書房 我が家でも犬を飼うようになったんで、なんとなく「雰囲気」を感じておきたくなって衝動買いw。 琵琶湖畔でラブラドール・レトリバー(ハリー)を飼う翻訳家の作者による、写真付きのエッセイ本です。…

「デジタル化後進国」として、リープフロッグできるのか?:読書録「デジタル化する新興国」

・デジタル化する新興国 先進国を超えるか、監視社会の到来か 著者:伊藤亜聖 出版:中公新書(Kindle版) コロナ禍の中で、日本の行政・統治機構の致命的なまでのアナログっぷりが露わになって、菅政権成立後、「デジタル化」の流れが加速しているように見…

世界(人類)に期待するかどうか、かな:読書録「20年で元本300倍 お金が集まる5つの原則」

・20年で元本300倍 お金が集まる5つの原則 著者:秋山哲 出版:光文社新書 いやぁ、実は購入するつもりなかったんですけどねぇw。 だって「20年」経ったら僕は「75歳」。 生きてるかどうか…やもんねぇ。 作者が想定してる読者層も、「若者」中心で、55のおっ…

お互い引越しできないお隣さん同士:読書録「教養としての『中国史』の読み方」

・教養としての「中国史」に読み方 著者:岡本隆司 出版:PHP これは良書。 単に「中国史」を解説してる本じゃなくて、「現在の中国」を念頭に置いて、「どうして現在の中国が今のような性格の国家となっているのか」という点を遡って解説する内容になってい…

願ってたような「大人」にはなっていませんが:読書録「大人の条件 さまよえるオトナたちへ」

・大人の条件 さまよえるオトナたちへ 著者:林伸次 出版:産業編集センター <僕、池波正太郎の『男の作法』や、山口瞳の『礼儀作法入門』が好きで、若い頃によく読んだのですが、今、読むとやっぱりいろんなしきたりが古いから、それの現代版みたいなのを…

ホント、頭が下がります。:読書録「知られざる皇室外交」

・知られざる皇室外交 著者:西川恵 出版:角川新書(Kindle版) もともと昭和天皇・上皇・皇室には僕は敬意を持ってるんですが、改めて現在の皇室のあり方について認識を深めることができる作品です。 読んでて、何度か胸が熱くなることも…。 どっちかって…

パンクでカジュアルな投資スタイル…かな?:読書録「くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話」

・くそつまらない未来を変えられるかもしれない投資の話 著者:ヤマザキOKコンピュータ 出版:タバブックス(Kindle版) 僕自身は金融の「投資」に関しては、個別株はほとんどやってなくて、積み立ての投資信託をチョボチョボって感じです。 それ自体を大き…

関係者の意識改革が必要ですが、ポイントは医療関係者でしょうか?:読書録「たんぽぽ先生のおうち看取り」

・たんぽぽ先生のおうち看取り 在宅医が伝える、よりよく生きるためのメッセージ 著者:永井康徳 出版:幻冬舎 在宅診療所を20年前に立ち上げた中高の同級生の著作。 「20周年記念」と言うことで、過去の振り返りのエピソード集のような軽めのエッセイを想像…

楽しかった。続編も早く読みた〜い。:読書録「メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち」

・メアリ・ジキルとマッド・サイエンティストの娘たち 著者:シオドラ・ゴス 訳:鈴木潤 出版:ハヤカワ・ミステリ(Kindle版) ヴィクトリア時代を舞台に、モンスター小説の「娘」たちが、シャーロック・ホームズと協力して「ホワイトチャペルの殺人」(「…

歳取って気が短くなってきたからなぁ。「極端な人」にならんようにせんと。:読書録「正義を振りかざす『極端な人』の正体」

・正義を振りかざす「極端な人」の正体 著者:山口真一 出版:光文社新書 ネット上で「正義」を振りかざして、結果として「誹謗中傷」や「フェイクニュース」を垂れ流してしまう<極端な人>。 こういった人が、実際には極めて少人数しかいないことは、すで…

いい感じでおさまってるんですが…:読書録「後宮の烏」

・後宮の烏 著者:白川紺子 出版:集英社オレンジ文庫 本屋で見かけた時、息子が「読みたかった」と言ったら、妻も「図書館ボランティアの友人から薦められた」と言うので、購入してみました。 僕もちょっと気になってたんで。 たしかに面白いといえば、面白…