鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

読書録

「ありがち」ですが:読書録「パリ警視庁迷宮捜査班」

・パリ警視庁迷宮捜査班 著者:ソフィー・エナフ 訳:山本知子・川口明百美 出版:ハヤカワミステリ(Kindle版) 問題児ばかりの警察官を集めて捜査班を作り、「迷宮事件」捜査をあてがって厄介払いしたつもりが、意外にも… ってのは、最近では「ありがち」な…

題名に偽りあり?:読書録「アダム・スミスはブレグジットを支持するか?」

・アダム・スミスはブレグジットを支持するか? 12人の偉大な経済学者と考える現代の課題 著者:リンダ・ユー 訳:久保恵美子 出版:早川書房 現代の経済的難問に、過去の偉大な経済学者たちはどう答えるか? まあ、そう言う本です。 「経済学」ってのは<人…

創造的破壊は中国で稼働するか?:読書録「キャッシュレス国家」

・キャッシュレス国家 「中国新経済」の光と影 著者:西村友作 出版:文春新書 中国で大学教授をされている作者が、現在の中国都市部で広がっている「キャッシュレスサービス」の実態や、スマホを中心とした新しいビジネスの活況状況を、具体的に紹介してく…

小説が書けるようにはならんと思いますが:読書録「北村薫の創作表現講義」

・北村薫の創作表現講義 あなたを読む、わたしを書く 著者:北村薫 出版:新潮選書 「中野のお父さんは謎を解くか」を読んで、 「やっぱ、上手いね。北村薫」 と改めて思い、Amazonを検索した特に目に付いた作品。 2008年の出版。 ある時期まで僕は「北村薫…

僕たちは「時代」と「場所」に縛られている。

Facebookで流れてきた記事で知ったんですが、 <村上春樹さん、亡き父の戦争体験つづる 文芸春秋に寄稿> https://www.asahi.com/amp/articles/ASM584S8TM58UCVL00W.html 文藝春秋の最新号(2019年6月号)に村上春樹さんが自分の父親について語った小文が掲…

準備はしておかないと:読書録「定年夫婦のトリセツ」

・定年夫婦のトリセツ 著者:黒川伊保子 出版:SB新書 「妻のトリセツ」の作者の新作。 柳の下…? まあ、引っ掛かっちゃったわけですがw。 「男性脳/女性脳」に関する僕のスタンスは前作の感想と同様ですね。 <読書録「妻のトリセツ」> http://aso4045.hat…

「負け犬」に比べると共感の度合いが下がったかな?:読書録「家族終了」

・家族終了 著者:酒井順子 出版:集英社 妻がFacebookで流れてきたニュース記事で、 「コメント欄がヒドイ!」 と憤ってた作品。 それで読んで見る気になるんだから、それはそれで…w。 (僕は読んでないんですが、コメントはほぼほぼ「負け犬」のレッテル貼…

これは良い本ですね:読書録「『空気』を読んでも従わない」

・「空気」を読んでも従わない 生き苦しさからラクになる 著者:鴻上尚史 出版:岩波ジュニア新書 妻が新聞の広告欄で見つけて、「子供たちに読んでほしい」と購入した作品。 子供たちが手に取るにはもうちょいかかりそうなのでw、先に一読。 でもこれは良い…

やっぱ、オモロいわ:読書録「ぼくは勉強ができない」

・ぼくは勉強ができない 著者:山田詠美 出版:文春文庫(Kindle版) 「裏・読書」を読んで、久しぶりに読みたくなって。 http://aso4045.hatenablog.com/entry/2019/05/01/200720 多分、4、5回目だと思うけどw。 出版されたのが「93年」。 その頃は山田詠美…

そんな簡単には描けません。

せっかくiPad Proを使ってるんだから、GW中にスケッチくらい出来るようになろうかなと思い立って、コレを購入。 一読。 …出来ん。 まあ絵心もないしね〜w。 しかしまあ、ちょっと遊んでみるのは面白そう。 …とプロクリエイトをDLして使ってみました。 20代の…

この10年を考えると「5G」がポイント:読書録「ザ・テクノロジー」

・ザ・テクノロジー マンガでわかる11の最新技術 著者:春夏アキト(共同原案クロウバー) 出版:幻冬舎コミックス <今すぐ乗りこなすべき最新技術の/一番わかりやすい説明書だ。>(帯の堀江貴文氏の推薦文) 「一番わかりやすい」…。 マンガだけど、それ…

割と「今」を反映してるかな:読書録「裏・読書」

・裏・読書 著者:手塚マキ 出版:ディスカヴァー・トゥエンティワン この作者については、 「元売れっ子ホストで、ホストクラブを経営してて、歌舞伎町に本屋を開いている」 くらいのことは知っていました。 本を出すのも知ってましたが、特段興味もなかっ…

リスクテイクの方向性:読書録「持たざる経営の虚実」

・持たざる経営の虚実 日本企業の存亡を分ける正しい外部化・内部化とは? 著者:松岡真宏 出版:日本経済新聞出版社 「持たざる経営」が題名に挙げられてますが、焦点が当たっているのは「選択と集中」ですね。(その結果が「持たざる経営」ですが) 色々具…

「父親」はヤラれます…:読書録「そして、バトンは渡された」

・そして、バトンは渡された 著者:瀬尾まいこ 出版:文藝春秋 写真は「本屋大賞ノミネート」となってますが、結局受賞してますね。 <わたしには父親が三人、母親が二人いる、 家族の形態は、十七年間七回も変わった。 でも、全然不幸ではないのだ> 主人公…

前近代的身分制としての「日本の働き方」:働き方2.0 vs 4.0

・働き方2.0 vs 4.0 不条理な会社人生から自由になれる 著者:橘玲 出版:PHP研究所 「言ってはいけない」ことをズバッと言う橘玲さんの「日本における働き方」に関する新作。 「この歳になって、<働き方>って言ってもなぁ…」 と思ってたんですが、この記…

「女の子らしい」って?

最近娘のお気に入りのシリーズがコレ。 https://ja.m.wikipedia.org/wiki/%E5%91%8A%E7%99%BD%E5%AE%9F%E8%A1%8C%E5%A7%94%E5%93%A1%E4%BC%9A%E3%80%9C%E6%81%8B%E6%84%9B%E3%82%B7%E3%83%AA%E3%83%BC%E3%82%BA%E3%80%9C 相当入れ込んでるらしく、結局一週間…

FACTFULNESSほど明るい気分にはなれませんねw:読書録「平成の通信簿」

・平成の通信簿106のデータでみる30年 著者:吉野太喜 出版:文春新書 <筆者が本書で伝えたいことは、この30年で世界がとても良くなったと言うことである。最近出版されて話題を呼んでいる「FACTFULNESS(ファクトフルネス)」という本がある。そこでのメッセ…

カナリアはかく語りき:読書録「2049 日本がEUに加盟する日」

・2049 日本がEUに加盟する日 HUMAN3.0の誕生 著者:高城剛 出版:集英社 自分自身の足で世界を周り、自分で見て、自分で聞き、時に自分自身の身体を実験に使う「高城剛」は、僕にとっては「鉱山のカナリア」ですw。 http://aso4045.hatenablog.com/entry/20…

面白かったけど、…「最高傑作」?:ねじれた家

・ねじれた家 著者:アガサ・クリスティ 訳:田村隆一 出版:ハヤカワ文庫(Kindle版) 最近、映画化されたんですよね。 <ねじれた家・予告編> http://youtu.be/OLJGCsdT8P8 クリスティ自身が本作を「最高傑作」と言ってたとか。 なんで、随分久し振りにクリ…

読んでてイライラしてくる:読書録「岩盤規制」

・岩盤規制 誰が成長を阻むのか 著者:原英史 出版:新潮新書 作者は元通算・経産官僚で、内閣の規制改革推進会議委員を務めてる方。 加計学園の獣医学部新設の件なんかでは国会で答弁もされているようです。 <政策に関わった当事者は、そのプロセスを説明…

「面白いけど、読んでると眠くなる」:読書録「私がオバさんになったよ」

・私がオバさんになったよ 著者:ジェーン・スー 出版:幻冬舎 冒頭の言葉は先に読んだ妻のセリフ。 …ま、分からなくはないかなw。 凄く興味深いことが語られてるんだけど、内容が抽象的と言うか、概念的なトコが多くて、追いかけるのに頭を使っちゃう…って…

素人によるムチャ高度な野球論:読書録「セイバーメトリクスの落と穴」

・セイバーメトリクスの落とし穴 マネー・ボールを超える野球論 著者:お股ニキ(@omatacom) 出版:光文社新書 イチローが引退会見で語ったセリフ。 <メジャーに来てから今に至るまで、全く違うものになった。 頭を使わなくてもできる野球になりつつあるよ…

ん?と言うことは「小鳥の巣」の先も…:「ポーの一族」新章

今朝、息子からLINEで知らせてきた記事。 (僕が買った復刻版を子供達も読んでますので。もちろん「春の夢」も) https://amp.natalie.mu/comic/news/325713 おおおお! そっか~。 「エディス」の先かぁ…。 微妙な気分だったけど、 もうこうなったら、やっ…

ニッチなところを…:読書録「中野のお父さんは謎を解くか」

・中野のお父さんは謎を解くか 著者:北村薫 出版:文藝春秋 文芸雑誌編集者の娘と国語の高校教師の父のコンビによるシリーズ第2作。 (第1作の感想はこんな感じ。 <中野のお父さん> http://aso4045.hatenablog.com/entry/20150913/1442141982) 作者お得…

子どもたちにウケてるのは分かる気がします:読書録「約束のネバーランド」

・約束のネバーランド 1~13巻 著者:白井カイウ(原作)、出水ぽすか(作画) 出版:集英社 子供たちが、小遣いを貯めて、コツコツと買ってたマンガ。 評判になってるのは知ってましたが、チョット設定が「…」だったんでスルーしてたんですが、 「ムッチャ…

「生産性向上」のための強制力としての「最低賃金引き上げ」:読書録「日本人の勝算」

・日本人の勝算 人口減少×高齢化×資本主義 著者:デービッド・アトキンソン 出版:東洋経済新報社 「新・所得倍増論」「新・生産性立国論」などで日本の生産性向上について提言してきたアトキンソンさんの新作。 前作との違いは、自分の論考だけではなく、数…

「透析中止報道」や「大学改革」のことなんかも考えながら読んでました:読書録「科学と非科学」

・科学と非科学 その正体を探る 著者:中屋敷均 出版:講談社現代新書(Kindle版) 「その正体を探る」と言う副題だと、何かの「論考」みたいですが、基本的には「エッセイ」です。 「科学」を題材にして、<世界>のあり方を明らかにしていく「科学」のあり…

思ってたのと違ってた(面白かったけど):読書録「みかづき」

・みかづき 著者:森絵都 出版:集英社文庫 学習塾を創設し、経営してきた夫婦の40年にわたる夫婦愛の物語 …と思って読み出したら、「全然違う」!w 「夫婦愛」どころか、塾長である夫は妻にその座を追われ、「失踪」する始末。 ブルドーザーのようなヒロイ…

「2018年」は過ぎたけど:読書録「アンダーグラウンド・マーケット」

・アンダーグラウンド・マーケット 著者:藤井太洋 出版:朝日文庫(Kindle版) 「ハロー・ワールド」「東京の子」に先行する藤井太洋氏の「近未来」小説。 ま、「2018年」は終わっちゃいましたけど(本作の出版は2015年)。 東京オリンピック前。 人手不足…

「武器になる哲学」と重なるトコも多い:読書録「世界で最もイノベーティブな組織の作り方」

・世界で最もイノベーティブな組織の作り方 著者:山口周 出版:光文社新書(Kindle版) 「武器になる哲学」が面白かったんで、山口周作品をもう一作。 まあKindle Unlimitedにリストアップされてたってのもありますがw。 なんとなく読んでて、デジャブ感が…