鈴麻呂日記

50代サラリーマンのつぶやき

モラルはない(殺し屋なので):読書録「殺し屋、やってます。」

・殺し屋、やってます。 著者:石持浅海 出版:文春文庫 表の稼業が経営コンサルタントの「殺し屋」が、依頼された案件にある「ちょっとした謎」を解く…と言うスタイルの短編集。(7篇収録。うち1篇は主人公が「殺し屋」じゃないんで、番外編と言ってもいい…

まあ、結論は身も蓋も…:読書録「しらふで生きる」

・しらふで生きる 大酒飲みの決断 著者:町田康 出版:幻冬舎 30年間毎日飲み続けた著者が、4年間禁酒を続けている。 …ことについて語った作品。 結構、評判になってる…ような気がしますw。 ただまあ、肝心の「理由」は「よく分かんない」んですよねぇ。 酔…

悪魔の取引…?:映画評「アルキメデスの大戦」

AppleTVのラインナップで何となく目についちゃって、ポチッとレンタルw。 まだ原作は連載が続いてるはず。 それをどう言う風に…と思ったら、 「なるほどね」。 作品としては「オチがついた」形になってます。 原作は読んでないんで比較はできませんが、個人…

ストーリーは完全にミニシアター系:映画評「失くした体」

またもやNetflixオリジナルw。 フランスのアニメです。 アカデミー賞候補に入ってるのを知って、観てみる気になりました。 1時間半、ないですしね。 ストーリーは「ミニシアター」っぽい、地味で曖昧なところがあるけど、味わい深い感じ。 その「物語」を、…

「こう来るか〜」って感じ:ドラマ「ドラキュラ」

またもやNetflixオリジナル。 ベネディクト・カンバーバッチの「シャーロック」の製作陣によるブラム・ストーカー「ドラキュラ」の翻訳です。 1話1時間半で3話で構成されています。 正直最初は、 「う〜ん、このギトギトおっさん系の<ドラキュラ>はどうよ……

話がデカくなってる:読書録「清明 隠蔽捜査8」

・清明 隠蔽捜査8 著者:今野敏 出版:新潮社 隠蔽捜査シリーズ最新作。 2作目から務めていた「大森署長」から、神奈川県警の「刑事部長」に異動しての「新章」開始、となります。 大森署からの異動早々に(当日w)発生した殺人事件を警視庁(伊丹刑事部長)…

第2シーズンが楽しみ:ドラマ「ウィッチャー」

原作は未読、ゲームも未プレイ。 こう言うジャンルが盛り上がるキッカケになったと言われている「ゲーム・オブ・スローンズ」は第1シーズンの2話くらいで離脱w。 …くらいの僕が観ての感想です。 またもやNetflixオリジナル。 正直、前半はダルイ。 個々のキ…

アクションはGOODだけど…:映画評「ザ・ファブル」

原作はKindleで無料で読める1巻のみ読了。 面白いとは思うんですが、個人的に「絵柄」が合わず…。 と言うくらいの事前知識での視聴でした。 役者さんは熱演ですな。 特に向井理・柳楽優弥の2人は「切れたヤクザ」を活き活きと演ってます。 安定の佐藤浩市・…

シリーズ最終巻…かな?:読書録「風間教場」

・風間教場 著者:長岡弘樹 出版:小学館 ドラマ化された「教場」「教場2」、前日譚の「教場0」に続く、新作。 時系列的には「教場2」のあとになります。 「初の長編」とありますが、確かに全編を通底する「ネタ」はありますが、実質的には今までと同様に「…

「薬局調剤医療費」に焦点が当たるかな?:読書録「日本国・不安の研究」

・日本国・不安の研究 「医療・介護産業」のタブーに斬りこむ! 著者:猪瀬直樹 出版:PHP なぜ日本の景気が回復しないのか?世界経済の基調に遅れているのか? 色々な意見にはあるし、それぞれ「然り」とは思うんですが、その中に、 「将来への不安を抱えて…

邦題はちょっと「?」では…:映画評「リンドグレーン」

妻と一緒にシネ・リーブル梅田へ観に行きました。 松山で行ったリンドグレーン展を観たときに、 「作品も面白いけど、作者自身がもっと興味深い」 と思ったってのもあります。 https://note.com/suzumaro/n/nc5beb6a5d7e6?magazine_key=mbb36b1d9bdfa 「長靴…

歴史的だが地味な話を…と思ってたら:映画評「2人のローマ教皇」

Netflixオリジナル。 600年ぶり(見方によっては7百数十年ぶり)となる「ローマ教皇生前退位」(事例としては3例目)を背景に、退位したベネディクト16世と新教皇フランシスコの「対話」を物語とした作品。 確かに「歴史的」ではあるが、特段激しい政争やク…

(メモ)リベラリズムの終わり:民主党政権

「リベラリズムの終わり」では<リベラル政党>であった「民主党」の失敗についても論じられています。 「パイの増大」が前提となる「リベラリズム」において、民主党政権は「埋蔵金」を根拠に「まだパイは増やすことができる。従って、弱者への分配もまだ可…

僕には結構納得できる整理でした:読書録「リベラリズムの終わり」

・リベラリズムの終わり その限界と未来 著者:萱野稔人 出版:幻冬社新書 佐々木俊尚さんのFacebookで紹介されて興味を覚えて。 いやぁ、実に興味深く、自分としても「腑に落ちる」内容でした。 <リベラル派への批判が高まっているのも、根本的にはこのフ…

本当に大切なことは何か?:読書録「ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。」

・ぼくたちが選べなかったことを、選びなおすために。 著者:幡野広志 出版:ポプラ社 noteで古賀史健さんが紹介してて、衝動的にポチッた作品。 作者の方が写真家「らしい」くらいの知識しかなくて、読み始める前には何となく「メメント・モリ」(藤原新也…

「キムタク」度、さらに薄め:ドラマ評「教場」

4日・5日と前後編放映された「教場」。 「マスカレード・ホテル」もキムタク度は薄めでしたが、本作は更に…と言うか、ほとんど「ゼロ」の作品でしたw。 原作は「教場」「教場2」「教場0」と読んでます。(最新作の「風間教場」も購入済み) ドラマは連作短編…

手堅いですな:映画評「マスカレード・ホテル」

ま、お正月のテレビ放映で見たんですけどねw。 原作も(続編も含めて)読んでて、割と好きな作品。 基本、群像劇なんで、映画にはしやすいかな。 豪華メンバーをワンサカ出演させて華やかな出来。 チョット多過ぎて、チョイ役に大物登場ってのがバランス崩して…

地方行政こそがキーになるかと:読書録「次世代ガバメント」

・次世代ガバメント 小さくて大きい政府の作り方 責任編集:若林恵 出版:黒鳥社 WIRED日本版の編集長を務めていた「若林恵」氏のムック本。 何かのブログ記事に少し紹介されてて、何気にポチッとしたんですが、これが面白くて…。 途中で中断するのがもった…

新たな「物語」(虚構)の指針として:読書録「時間とテクノロジー」

・時間とテクノロジー 「因果の物語」から「共時の物語」へ 著者:佐々木俊尚 出版:光文社 ユヴァル・ノア・ハラリは人類の進歩においては「虚構」(物語)が重要な意味を持つとして、「サピエンス全史」で産業革命を経て人間中心主義によって構成される<…

セットリスト:Rokin’ Christmas2019大阪

熊本公演も終了したので。 20日のZeppなんばでのセットリストはこんな感じでした。 <第1部> Littele Drummer Boy(*) ポーラスタア バイ・ザ・シー 新しい雨 境界線 愛が分母 みんなの願いがかなう日まで 純恋(すみれ) <第2部> 白夜飛行 君が気高い…

地政学上の「今」の確認:読書録「日韓激突」

・日韓激突 「トランプ・ドミノ」が誘発する世界危機 著者:手嶋龍一、佐藤優 出版:中公新書ラクレ 外交ジャーナリストと元・外交官による「地政学」的視点からの国際情勢分析。 3作目かな? なんかお互いを褒め合うスタンスがあって、チョットそれが気持ち…

「プリンス」は何処へ…w:映画評「アナと雪の女王2」

大ヒット映画の続編。 昨日のSW9に続いて…ですが、少なくとも脚本の練られ具合はコッチの方が数段上でしょうw。 「子供向けアニメとしてどうよ」という視点からは意見は分かれるでしょうが、作品としては実にレベルの高い作品だと思います。 まあ、作品全体…

イウォーク、登場!:映画評「スター・ウォーズ スカイウォーカーの夜明け」

第9作にして、スカイウォーカー・サーガ最終作。 息子と見て参りました。 (IMAX。満席でしたね) 第7作(フォースの覚醒)でJJエイブラムスがおっ広げた風呂敷が、第8作(最後のジェダイ)でさらに複雑化したのを経て、本作でJJがそれを自ら畳む…と言う…。 …

現役感バリバリ:Rockin’ Christmas 2019(佐野元春&The Coyote Band)

佐野元春& the coyote bandのRockin' Christmas 。 アルバムは全部聴いてるけど、ライブは「No Damageツアー」(かな?)以来、2回目。 35年以上ぶりかしらん。 ま、元春も来年40周年だそうですのでw。 まだ名古屋・熊本があるので、セットリストは載せません…

ビジネス版「失敗の本質」:読書録「世界『倒産』図鑑」

・世界「倒産」図鑑 波乱万丈25社でわかる失敗の理由 著者:荒木博行 出版:日経BP …と言うのは作者も当然意識してます。 「はじめに」に言及もされてますしね。 その理論的な整理は冒頭のチャート図で示されています。 「倒産の背景」を「戦略上の問題」と…

店を始める気はないんですけどねw:読書録「なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか」

・なぜ、あの飲食店にお客が集まるのか 22年続くバーのマスターが人気飲食店オーナーに聞いた仕事と生き方のはなし 著者:林伸次 出版:旭屋出版 著者の林さんの文章はnoteで毎日読んで楽しませてもらってます。 その新作…と言うので、サポートのつもりもあ…

こう来るかぁ:読書録「Unnamed Memory」

・Unnamed Memory(Ⅰ〜Ⅲ) 著者:古宮九時 出版:KADOKAWA(Kindle版) 「このライトノベルがすごい! 2020」で書籍部門第1位になった作品。 芥川賞も直木賞も読まないけど、ここ2、3年、なんとなく本屋大賞とコッチは気になるという…w。 ラノベについては個…

「マイケル・ベイ」だよねぇ:映画評「6アンダーグラウンド」

良くも悪くも「マイケル・ベイ」。 ストーリーはよう分からん、キャラ(ライアン・レイノルズ)はブレブレ、思想が単純。 でもまあ、カッコ良くって、ド派手で、楽しめる。 冒頭20分は、マジ最高です。 6アンダーグラウンド またもやNetflixオリジナル。 こ…

Being Alive:映画評「マリッジ・ストーリー」

「カイロ・レン」(スター・ウォーズ)のアダム・ドライヴァー 「ブラック・ウィドウ」(アベンジャーズ)のスカーレット・ヨハンソン によるNetflixオリジナル作品。 「アイリッシュマン」に並んで、ショーレースにも顔を出してますね。 マリッジ・ストーリ…

「今」を考える:読書録「21レッスンズ」

・21レッスンズ 21世紀の人類のための21の思考 著者:ユヴァル・ノア・ハラリ 訳:柴田裕之 出版:河出書房新社(Kindle版) 人類の歴史を、「虚構」「物語」(「共同幻想」と言ってもいいかな?)から解き明かした「サピエンス全史」。 現代を支配する「人…